上海いろいろ
今日も朝から三社と面接。その内一社の作った建物が敷地のそばにあるということで急遽案内して貰うことにする。こちらの建物は4万平米クラスの建物でも、コンクリートの柱梁の間の壁をレンガで埋めてその上にモルタルペンキやら薄っぺらい金属板をビス止めしたりしている。一年たった建物を見ると見るも無残な状態になっている。これでいいの?という感じである。その会社は今のところ一番安い見積を出しているのだが、建物を見て納得した。
それにしても上海の建物の汚れはひどい。1年で薄汚れる。理由を考えているのだが、ほこりが多いこと以外どうも決定的な理由が見つからない。ディテールの問題ではない。壁全体が汚かったり、パネルの真ん中が薄汚れていたりする。日本ならディテールが悪ければ軒の周りとか窓の水切りの両側とか汚れるところは大体想像できるのだが、それではないのである。
夕食後日建のロー君、ロー君の坂本研の同級生でこちらで事務所を開いている藤岡君、東海大の岩岡研から藤岡君の所にアルバイトに来ている磯山君とナカジで今クールなバーレストランで一杯。ロー君の計画面積は既に100万平米を超え、藤岡君の仕事はリニューアルとはいえ100億の工事費スタッフは既に10人。中国には仕事が転がっている。