ジェンクスの味
ジェンクスのポストモダニズムの建築言語を読み返した。彼はメタフォリカルな建築を称揚するのだが、メタフォリカルなものは結局生物的なものが多い。すなわち有機的な形はイメージ喚起力があると言う。一方でモダニズムの建築に死刑宣告するのだが、それらは幾何学的で無機的な直線直角建築であるという。
もちろんジェンクスは形それ自体よりその意味を語るのだが結果的には直線を嫌い、曲線に期待を寄せている。それはジェンクスが明示しているわけではないけれど、意味が豊富なものは自然のものに多く、自然のものは直線が少ないからである。ジェンクスにはちょっと飽き飽きしていたけれど、こう言う風に解釈し直すと少し味が出てくる。
今日は神宮の花火大会があり四谷周辺には浴衣姿の女性が多くいた。台風接近だったがなんとか打ち上げられたようである。9時頃には最終の連続打ち上げがまるで雷のように鳴り響いていた。
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