大野一雄
朝から事務所で図版リスト作っていた。だいたいできたのだが出典が分からないものが結構ある。そういうものは仕方ない作り直すしかない。出典の分からない図を入れるわけにもいかない。夜友人と会食。帰宅すると未だかみさんの稽古が続いていた。お弟子さんの一人は僕の授業の受講生だった人で美学の博士課程。稽古後、かみさんが大野一雄の写真展の宣伝をしていたら、彼は大野一雄の本物のパフォーマンスを数年前に見たことがあると言う。羨ましい。
写真展を前にすでに写真集が出来上がっている。数十名の写真家によってとられたこの写真集は被写体の強烈な個性で引っ張られている。被写体の強さが写真家に物を言わせないという感じである。義兄もその写真家の一人として登場している。ミノルタのギャラリーで行われる展覧会には是非行こう。
ドナルド・D・ホフマン『視覚の文法』を読み始めた。昨日読んだ『脳は絵をどのように理解するか』と同様認知科学の書であり、視覚的知覚は単純な受容刺激だけから成立しているのではなく、脳みそが作り上げているという分析のようである。
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