施工者の実力
現在見積もり中の仕事がある、数社の合い見積。設計者としては当然どの程度の力があるか調べなければならない。経歴書はもちろん見ている。どんな建物を作っているかもわかっている。名だたる建築家の仕事をしている。それでもそこから分かることには限度がある。だから経歴書に載っている建築家にメールしてその力を聞く。いろいろな情報が集まってくる。良いと言う人もいれば駄目と言う方もいる。本当に悩ましい。施工者の力を判定する会社というものがあればきっと流行ると思うのだが。昨今施工者の力が落ちている。それは施工者自身が言っているのだから間違いない。職人も同様だろう。つまりは後継者がいないのである。匠の心を持った人たちがいなくなっていくのである。施工図を書けない所長と鉋をかけられない大工が集まって建物ができるのだろうか?日本の由々しき問題である。
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