静山先生
3月11日
信州大学の教育学部の教授に私の中学時代の書の授業の先生だった方がいらっしゃる。雅号を市沢静山という。実は家内の師匠でもある。今年で退官ということで退官記念書展が信濃教育会館で行われており、午後拝見しに行った。上条信山の弟子であり、信山ばりという独特の書風の後継者である。実に味のある作品が50点近くあり久々に感じるものがあった。2年前に私がこの大学に赴任したのに一度も挨拶にいけずその非礼を詫びた。「設計の仕事もあるから大変でしょうと言われた」先生も東京でも指導していたので私と同じ行ったりきたりの生活を24年続けていた。それゆえ私の境遇もよく分かるようだった。
夕刻の電車で金沢に向かう。ホテルでメールなどしようと思ったらバッテリーを忘れていた。携帯のメールで対応。m2の中尾君から東京建築コレクションで塚本の審査員賞をもらったとのメールが入る。うれしいことである。
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