新聞も建築も同じかな
久しぶりに友人mと会えた。朝日のデスクをやっている彼は僕の中学からの親友でありサッカー部で同じ釜の飯を6年間食った仲である。お互い年度末の忙しさが峠を越えちょっと会うかということになった。しかしあいつが飯おうと言うと僕は長野、こちらが食おと言うとあいつは徹夜という状態が続いた。この歳になってもブンヤというのは社を空けられないようだ。が、今日はなんとか夜遅くに二人の時間が空いた。荒木町で飯を食ってジャズバーに行く。そこでスタッフを呼んでまた一杯。新聞社のデスクと言うのはいかにして部下に面白そうな記事を書かせられるかが勝負だそうだ。この辺が面白そうだというその登れそうな山の登り口と頂上を示してやるのが仕事だとか。なるほどそれは僕の仕事とよく似ている。与件をもとに目指すべき建築のおぼろげな姿とその手の付け所を示してやるのが僕の仕事である。ホー、業界が異なれど、世代に求められる役割というのは似ているのかもしれない。建築も新聞も何かあやふや姿形を見えるものにするという作業のようだ。ジャズバーでサッチモを聞いていい気分で帰宅。
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