構成の規則
昼食後研究室で事務所との連絡に追われていると学生が入ってきた。気にせずメール画面に集中していると何やら一人ではなさそうな気配。どどっとたくさん入ってきた。何事か?来週のゼミはやめてくれというような談判でにでも来たかと思ったら birthday を祝いに来てくれたのであった。cakeは僕が最も好きなフルーツの盛り合わせタルト。いやいや忘れたい誕生日だが嬉しかった。ありがとう。
午後の製図を終わらせ、研究室で雑用を終わらせ帰宅。バスの中でツォニス&ルフェーブル『古典主義建築ーオーダーの詩学』鹿島出版会1997を読む。古典主義建築の構成の規則をタクシスとジェネラとシンメトリーの3点に絞ったツォニスの分析はとても明快である。この中でタクシスは「グリッド」と「3分割」という2つの類型に大別される。そしてこの3分割とはギリシアの芸術においては詩でも、音楽でも構成の基本だったと書いてある。うーんそうかもしれない。2分割だとバランスとりにくいが、3分割はとりやすいからだろう。つまりそこにはシンメトリーが働いているわけだ。
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