レモン展
午前中のゼミを終えて御茶ノ水に。去年から東京では恒例のレモンの卒業設計展が明治大学で行なわれるようになった。駿河台の立派な校舎で行なわれている。今年は第30回ということで今までにここで展示された人の作品を展示するというイベントが行なわれ第6回の時に出品した僕の卒計も展示された。更にここに展示された人たちが集まってシンポジウムを行なうということで呼ばれた。パネラーは司会の田路さん、米田明さん、竹内昌義さん、五十嵐太郎さん、手塚由比さん、そして僕。皆そうだったろうが200人からはいる明治大学の大ホールの巨大スクリーンに自分たちの数十年前の卒計を説明するというなんとも恥ずかしいことを行なった。そして卒計の教育をどうしているかというような話。皆異口同音にその昔自分たちはなにも教育された覚えはないというようなことを言っていた。そりゃそうだろうなあ。それに比べると今はとてつもなく手厚い看護をしているようにも思う。しかしそれが時代なのかもしれない。
終わって皆で会食。懐かしのレモンのカフェで行なわれた。米田さんは僕の1つ上だったとは知らなかった。そうして話してみるといかに時代状況を共有していたかがよく分かった。五十嵐さんに日本のポストモダニズムの嚆矢はなんですかと聞いたらまだそれは言明できないと言っていた。手塚さんは先に帰ってしまったのであまり話しが出来なかった。竹内の卒計が渋谷のポストモダンスカイスクレーパーとは知らなかった。でも楽しそうで今と気分は変わらないようである。
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