ディオール
妹島さんのディオールの写真を撮りに出かけと思ったところに研修生のヘンリケが来たので連れて行くことにした。彼女はそもそも3年生ということもあり余り日本建築に詳しくはない。まあ安藤忠雄くらいは知っていると言うところである。ディオールの前に六本木ヒルズのツタヤに行き日本建築の本を買わせる(少し勉強してもらわないと)。スタバでサンドイッチを食べてから表参道建築見学コースを歩きディオールに着く。今まで気付かなかったが晴天の表参道の建物は実に写真が撮り難い。建物の低層部と上層部で余りに明るさが異なる。これはケヤキ並木のせいかもしれない。上に露出をあわすと下は真っ暗。下にあわすと上は真っ白である。仕方なく新宿に用事を済ませに行き夕刻再びディオールに戻る。そこでパチリ。写真を撮っていると長岡の建築家に声をかけられた「いろいろなところに出没しますね」と。僕は東京人であり原宿にいるのは普通であり、その方のほうがよほど神出鬼没なはずであるが。
帰宅して風呂に入り上野千鶴子の『おひとりさまの老後』2007なるけったいな本を読む。老後子供夫婦と同居するのは中流。下流はそもそも同居する経済力がない。上流はそれなりの介護を自ら雇えるので同居しない。同居することがお互いのニーズに合致するのは中流層であり、それもあくまで妥協の産物だというのは確かにそうかもしれない。
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