さあ最後のもう一踏ん張り
朝雨。よく降る。某クライアントのアフタケアに行きながら彼のプロジェクトの相談。彼はアーティストインレジデンスのような別荘を作りたがっている。場所は海のそば。「坂牛さんのやる気が出るたらやろう」と言われる。ありがたい話である。やる気はあるのだが今のところ体がついていかない。長岡のコンペが終わったら考え始めたいところだ。午後事務所に戻り富山のコンペの打ち合わせ。ほぼ方向性は決まる。なかなか行けそうな気がしてきた。ヘンリケが関西旅行から帰ってきた。広島に痛く感動したという話を聞きながら、きちんと広島を見たことがない私は赤面。なんやかんやと雑用を片付け夕食を近くのとんかつ屋に食べに行き安部退陣を知る。驚きである。ブッシュの感想を聞いてみたい。笑い話のような本当の話である。夜のアサマに飛び乗る。車中エドワード・サイード+タリク・アリ大橋洋一訳『サイードが語るサイード』紀伊国屋書店2006を読む。厳格な親父と包容力ある母に育てられ、父からは厳しさを、母からは文化を学んだと言う。自分の境遇に結構近く親近感が湧く。しかも母の勧めでピアノを学びプロになろうか悩み学問を捨てきれず音楽家を断念したと言う。このあたりも自分に似ている。僕の場合は学問が捨てきれずではなくサッカーが捨てきれなかったのだが。10時半研究室に到着。長岡コンペのラスト一歩手前のパースが到着している。模型はなかなかのできである。よくなってきている。だいたいのレイアウトが完成、模型写真の取り直し中。写真の色み、レイアウト、文章のチェック。後ひと踏ん張り。明日の昼くらいに最終のパースも来るだろう。
You must be logged in to post a comment.