リーテム
朝一のアサマで事務所へ。年末の事務所の収納大改革のために、多量に購入したエレクタが所狭しと並ぶ。一部梱包が解かれ組み立てられていた。溜まっている連絡事項を電話で片付ける。付属の後輩でもあるソニーのIさんからメール。僕等の設計したリーテム東京工場の取材依頼。話が複雑なので電話する。彼はソニーでいろいろな企画をしている関係で海外アーティストとのつながりがある。その一人、フランスの映像作家セドリック・デュプレが日本のミュージックシーンをからめた都市の心象風景を映像化したいという。テーマはリサイクルミュージック。彼は日本財団の支援を得て来日中。単に映像化するだけでなく、日本のトップミュージシャンのライブを交えて撮りたいようだ。午後リーテムに行くので打診すると返事。山本さんが打ち合わせに持っていく茶室モデル3案を見せに来る。モデルの一部をカットし庭に苔を植えるよう指示。リーテムでナカジと合流。リーテムにはセットエンブの入江君、井上君もいた。これは都合がいい。映像取材の件を彼等にも伝える。入江君が興奮して話に割り込む。この作家は知っている。ミュージシャンの候補があり是非提案したいと言う。それならソニーのIさんのところに行くように指示。話が面白くなってきた。中国も日本もリサイクルをアートする。
アートの話は早々に切り上げ、昼食をとりながら、工場の打ち合わせ。27日からナカジと渡中することを伝える。上海のケーキ屋さんは明日から工事でナカジが渡中。そして茶室。緑ランダム色で帯状の壁を作る狙いだが、黄色い壁がいいと譲らない。とりあえず聞いておく。その後100年たつ水戸にある実家の改築計画の現調スケジュールを決める。1月8日に行くことにする。一つのクライアント相手に4つのプロジェクトの打ち合わせをしたのは初めてである。
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