東京も雪
長野から戻ったら東京が雪。雪に追っかけられている。朝方書斎の本を検索して残った校正部分に回答を書き込む。多くが引用部分の誤り等のチェック、修正。11時ごろ事務所に行き、溜まる雑務を片付ける。1時から中国見積図第一陣のチェック。竹内君の書いた図面を見てほっとする。図面は言語のようなものである。中国製の図面は中国語と同じくらい理解不能である。そこへ行くと日本の図面は日本語同様理解しやすい。日本製図面を見てやっと空間が明快になる。この調子で矩計図と平詳が終われば、気持ちは晴れるであろう。中国工場の後は茶室。見積り図をチェック。一通り図面が揃い、こちらもほっとする。壁面を塗り分ける微妙な色のサンプルができ上がってきた。こりゃ難しい。今回は4色使う色の差を極小にしようとしている。しかしあまりに微妙だときっと分からないだろうし、あまり差をつけると派手になりすぎる。知覚可能な色の差の閾値はどのあたりだろうか?多分それは内部の照度にもかかわるだろうし、隣接する色の量にも拠るのだろう。
午後某設計事務所の役員から電話を頂く。新卒採用の打診。優秀な事務所なのですぐに院生に電話し希望を聞く。行きたい人間は数名いるようだ。「いい学生はいるかい」と聞かれて「もちろん」と答えるのだが、果たして即日設計などでその期待にどこまで応えられるだろうかと一瞬不安が過ぎる。「坂牛のところには人材が豊富だ」と言われるようにみんながんばれ。
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