リノベーション
午後上田の繊維学部でcmpの説明を行い。上田から夕刻のアサマに乗る。五十嵐太郎編『リノベーションスタディーズ』INAX出版2003を読む。水戸のリノベーションの参考にと思って研究室にあるその方面の本を鞄に突っ込んだ。その中の一冊である。連続シンポジウムの記録なので、さまざまな体験談が記されている。なかでも青木淳のコメントは面白い。曰く、リノヴェーションでよくありがちな材料へのフェティッシュな思い入れは意味が無い。それは受容者側に発生している意味作用に過ぎず、建築の形式が持つ価値では無い。もちろんそういう言い方も可能かもしれないが、そうとも言えないだろう。建築の素材が持つ絶対的価値だってある。
事務所で茶室色彩検討。少しづついい線に近づいている。その後水戸のリノベーションブレスト。スタッフ4人とバイトの工藤さんを入れて意見を出しあう。まだまだ形にはならない概念的な話。10時には終える。
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