山岳研究
信大には山岳科学総合研究所というものがある。その中の山岳景観研究部門の教員を兼任している関係で明日松本で研究発表しなければならない、その準備のため去年の中尾君の修士論文を引っ張り出して読んでみた。「質料を顕在化させる設計手法の研究」というタイトルである。これは去年の東京コレクションで「塚本賞」を受賞したもの。1年たって自分が発表する立場で読み返すと気になるところやら、分からないところが結構ある。まあ仕方ない。先日再読した江藤淳の『成熟と喪失』のメインの主題であった小島信夫の『抱擁家族』1965を読んだ。この頃の小説のスタイルなのか小島信夫のスタイルなのか分からないが、会話の言葉がひどく不自然で、ぎこちなく感じられる。人間ってこんなふうにしゃべるだろうか?というような違和感がある。早稲田の酒井先生から携帯に電話。ゲストスピーカーの希望日を出すように依頼されていたのを失念していた。うーん。木曜日の夜。どこがとれるだろうか??
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