院ゼミ
午前中に院生のゼミ。今年から院の修論のやり方を設計か論文かではなくいくつかチョイスを作ることにした。1)論文、2)作品付き論文、3)論文付き設計、4)作品付き設計。1)は純然たる論文、2)は論文に論文に関連する写真作品や絵画など何がしかの作品をつける。3)は定量分析を付した設計、4)は思弁的論文に設計そして設計以外のビデオや写真などの建築を説明する作品を付与する。なんでこんなチョイスを作ったかといえば、論文付き設計という今までのチョイスの中だけだとどうしても設計が演繹的になりすぎて学生の性格にそぐわないものが出てくるきらいがあったからである。もう少しそれぞれの特質にあわせてある程度のクオリティに達するようにするにはそれなりの道を敷いてやるしかないと思ったからである。そんなチョイスのなかでのゼミだとこちらも比較的気が楽になる。一概に論理性の欠如に文句をいうのではなく、詩的な表現の可能性を一緒に考えていくこともでき、そしてそれなりのクオリティを求めることもできるからである。その上でどうなるかは学生しだいであろう。
午後製図第3のエスキス。まだ最初なのでどうなるか分からないのだが、まあ一つ二つ面白そうな発想を感じる。第二は面白い子が多かった学年だが、設計が伸びるのは3年の時だから是非とも頑張ってほしいものである。夕刻は土木学科との会合。
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