快晴
朝一でゼミ。グロテスク研究をしている学生がいる。僕の知らない世界なので彼の文献渉猟は勉強になった。論理展開は甘いが、自己の興味で文献を漁りながら発見をしていく姿は若々しくて気持ちいい。建築に繋がることを祈りたい。午後3年生の製図第二課題の説明。キャンパス近くの若里公園(オリンピック聖火ランナーの到着地点)に幼児の施設を設計せよという課題である。今日は天気も良いし、先ずはこの公園で皆子供の大きさと気持ちになって50メモをとりなさい、そして子供がいたら一緒になって遊ぶように指示。そのせいか夕方学食で食事をして出てきたら広場に子供連れのお母さんがお散歩中。何やら子供が学生さんに遊んでもらってそのお礼がしたいとか。
夜菊竹さんの残りを読んでいたら、素材論や色彩論が登場した。ますます今まで読まなかったことを恥じる。しかしこの本は後半少し弛緩する。どうも寄せ集め論考なので、首尾一貫していない。やはり迫力があるのは第一章である。読み終わり、宮下規久朗『刺青とヌードの美術史』日本放送出版協会2008を読み始める。しばし読み、11時もまわり帰ろうと思ったところに学生がやって来た。人生相談。悩むことは学生の特権!
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