怪物N
昨日は級友たちと夕食をとり、最後に10人以上我が家にやってきた。そして酒豪でならしたNが最初に眠りに落ちたそうで、その脇で僕も寝ていたとのこと。Nは独りで焼酎を一升以上あけたようなのだが今朝起きるとけろりとした顔をしていた。「二日酔いじゃない?」と聞くと「僕は二日酔いにはならない」と言う。彼は琉球大学から台湾に留学して、現在は中国語ぺらぺらでシルクロードを中心とした一か月程度の旅を企画しガイドする旅行代理店兼ガイドである。中学一年の時から180近い身長と80キロくらいの体重。当時は化け物に見えた。そして、今でも結構化け物である。「朝食食べられる?」と聞くと「うん」と答える。「僕らはヨーグルトとオレンジにするけれど」と言うと「じゃあおれも」と言うので本気かと思ったらそれは遠慮だということが後で分かる。かみさんがやっぱりちゃんと作ろうかと卵など焼き始めたら食べる食べる。パンも3枚食べたのには驚き。
午後浦和まで書道の展覧会をかみさんと見に行く。この先生は去年まで信州大学の教育学部の教授だった。数十年前は僕らの中学の書道の教師だった。そして日本の両手には入る巨匠の域に入る人である。その人とその門下生の展覧会である。浦和のホールは前川國男の設計した有名な建物。なかなか素敵な場所。そして書自体も見ごたえのあるものだった。
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