2年間横ばい
九州も寒い。早朝の温泉につかり朝食後敷地へ向かう。小さな建物だが、起工式は本格的である。出席者も30名近かった。今年3つ目の起工式。起工式後、直会会場に移動。模型を設置。最初に一言あいさつ。木が低く少ない。でこぼこした山が多い。など感覚的な話だが九州の山は長野のそれとだいぶ違うこと。数十年前に一時働いていたスイスと似ていることなどをお話しする。
起工式、直会と今までお会いしたことのないご老人がいらっしゃっることに気づく。ごあいさつするとどうもこの建物の風水を見た方のようだった。風水師といわれる人に初めてお会いした。関係者はみな「先生、先生」とあがめている。その方が、どれ手を出してごらんと言うのでお見せすると3分くらいじっと見てからこう言った。「これから、、、、2年くらいは横滑り、、、、、(ゴホ、ゴホ)、、、、でもそのあと、、、、美術館のような、、、、建物を設計して、ク、ロ、カ、ワ、のように、、、」。2年間横滑りとは、まあ可もなく不可もなくということのようだ。その後黒川(黒川紀章)のようになるとおっしゃりたいようだった。もちろん僕にそんな力はないとしても美術館を設計する機会があるならそれは嬉しい。それはコンペだろうか??
午後工務店とサブコン、クライアントなどを相手に、12時半から5時までびっしり打ち合わせ。だいぶ話が明快になってきた。工務店の車で空港まで送ってもらい最終で東京へ。帰宅後メールチェック。研究室から「浅草ダメでした」というメール。月曜日連絡がこない時点でああだめだなと思っていたが、今回は悔しい。いままではこれが研究室の力と他人事だったが、、、、通った案を見たいものだ。研究室通算6戦全敗。何敗するまでやるか?風水師に言われた2年間横ばいとはこういうことか。
You must be logged in to post a comment.