浅草の結果
昼からA0勉強会。少しずつ前進。まだ数か月かかりそうである。春の出版は厳しいか?夜浅草コンペの第二次審査通過者の展示を見に行く。2次に残るだけのことはある。皆それなりに力作だ。プレゼンのレベルも高い。隈案の造形力は見事。馬鹿にできない。乾案はヴィジュアルなプレゼンで押し通しているわけでもなく徹底的に内部から外部まで考え尽くされている。揺らいだ構造は佐藤さんだがこれも説得力がある。三浦案も構造は佐藤さん。pcをレンガのように積み上げてロッドで緊結。一見外観だけのように見えて動線から外部までやはり考え抜かれていた。伊藤案は曲線のルーバーが重層されている魅力的な造形。中井案はスパイラルで模型写真にインパクトあり。下吹越案はスラブがずれながら重層されていて造形的インパクトはあるし構造的リアリティも高い。木下案は行燈を模した外観。美しいパースである。
これらの中から選ばれた二つ(隈、乾)は極めてレベルが高く異存はない。しかし最優秀の選定理由にはやや疑問を感じなくもない。審査評にはこの不思議な造形に抗しがたかったというようなことが書かれていた。分からないでもない。しかしトータルな建築の豊かさということで言えば乾案に軍配があがるのではないだろうか?ポピュリズムに堕した感がある。
さて我々の案は一体どのレベルなのだろうか?これらの一角を担ってもおかしくないような気もした。考え方としては対抗できる。ただやはり一枚の絵の訴求力では負けていた。やはり最後の詰めが甘いのかもしれない。次への反省材料である。
今日、浅草のコンペ案の展示見てきました。私もCGパースの協力者として参加したのですが、残念ながら予選落ち。
さすがに選ばれたものは力作ばかりですね。坂牛先生の応募案を機会あれば、是非拝見したいです。。。