nikken quaterly
今日は大学の後期日程試験。今年度は理工系の志願者がぐーんと減った。信州大学も例外ではない。先日の先輩の話では今年度GDPが初めてマイナスとなったが来年末くらいからプラスに転じるとのこと。ということはそれが建設の実態に反映されるのは2年後そして志願者に反映されるのは3年後と言うことだろうか?試験後研究室で雑用。夕方のバスで東京へ。車中丸山昇『上海物語』講談社2004を読む。今頃読むのは遅い気もするが、モノを見てから読むと実感があっていいとも言える
帰宅するとnikken sekkei quaterlyという名の日建の広報誌が届いていた。20ページほどの小冊子だが読みごたえがある。今回の特集は宮内庁正倉院事務所。設計は同期の大谷弘明。日建をしょって立つ建築家である。少ない写真ですべては分からないが、格子梁のようなPC版大屋根を鉄骨柱で支えている。たかだか600坪の建物に設計に2年施工に4年かかったと言うから驚きだ。時間をかけながら設計図をさらに良くすることを考えたと言う。設計図は楽譜であり施工者と一体となってどう演奏するかが重要だとも言う。まったくそのとおりである。
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