甲府~塩山~長野
8時のあずさで甲府へ。最近土日が仕事で埋まり、いささか体力切れである。車中熟睡。甲府は快晴。太陽はすでに夏である。クライアントから「今日は一日空けておきます」と事前に言われていていたので、長くなりそうな予感。スタバで一服し目を覚ましタクシーでオフィスへ。10時から打ち合わせ。スタッフのYさんと役所打ち合わせの経過、新しい案のゾーニング、細かなプランを説明。複雑な機能に僕らの知識はまだ追いついていない。なにせ山梨県でも最初の施設。県の担当もよくわからないようなもの。そのイメージはクライアントの頭の中にしかない。それを引き出すのが一苦労である。昼食後。クライアントの車で塩山に連れていかれた。今では合併して甲州市という名に変わった場所。武田信玄が敵に送った塩を採取したところらしい。ここにある施設の建て替えにも力を貸してほしいとのことでその学園を訪れる。築40年のその建物は確かにかなり痛んでいる。中も凄い状態。これがRCの建物かと思うような姿である。こちらの施設は甲府のそれよりシンプルなので学んだ知識で理解可能な範囲だが、敷地が800㎡位しかなく窮屈である。さてどこまで何ができるだろうか?お暇したのは結局夕方。甲府まで送っていただく。Yさんと駅のカフェで打ち合わせ。7時半に彼女は東京へ、僕は松本へ向かう。車中やはり熟睡。松本から鈍行で長野へ。車中読みかけの『日本のこどもの自尊感情はなぜ低いのか』を読み終える。世界の子供に比べると日本のこどもはかなり精神的に疲弊している調査結果がある。その原因の多くは親に負っている。「こども問題はこどもだけを見ていても解決しない。親も含めてセットで考えないと再生産される」とクライアントが言っていたことがそのままここに書かれている。大学に行き作成中の明日小諸でのプレゼン模型とコンセプトペーパーチェック。
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