デタッチからコミットへ
何度目かのテクトニックカルチャーをゼミで読む。学生諸君もm1は4年の時、m2はm1の時読んでいるので2回目。この手の本は1年ごとに何回か読むと著者のはっきりしない論旨の後ろにおぼろげに漂う思いがつかめてくるものだ。
夕食後宇野常寛『ゼロ年代の想像力』を読み続ける。彼の論旨の大筋は昨日も書いたが90年代の「引きこもり/心理主義」から2000年代の決断主義(黙っていると殺されてしまう)への想像力の転換である。前者を代表するストーリがエヴァンゲリオンなら後者のそれがデス・ノートであり、前者がデタッチなら後者がコミットである。
振り返るとこの世紀の変わり目(1999年)に僕は篠原一男、鈴木隆之、萩原剛と鼎談をしてそのまとめた本の中に短いコラムを載せた。その中で時代はデタッチからコミットへという主旨のことを記していたhttp://www.ofda.jp/sakaushi/text/1999b/07ja.html。もちろん僕の考えは必ずしも自分の内部だけから発露したものではない。そのときの時代状況と共振しながら書いていたのだろうと思う。つまり10年前に、宇野が言うように確かに自分の想像力も社会のそれもある種の転換期を迎えていたのだと感じられる。そして自分にとってそのきっかけとなったのが篠原一男との再会だったかもしれない。篠原一男は何時だってコミットの人であったと思うが、90年代の終りにその精神が再び社会と共振し始めたともいえるのではないだろうか.
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