伊勢
午前中早稲田の最終発表。今日は3年生ばかり3人。今日の発表は充実してた。建築のアート性を発表してくれた人は伊東さんの座高円寺と青木さんの青森県立美術館を写真にとってその装飾性を語ってくれた。建築の倫理性を発表してくれた人は、カントの倫理観をもとに建築の倫理性と悪党性について語ってくれた。人文の学生の発表だが、レベルは工学部建築学科顔負け。いや3年生のレベルとしては明らかに超えている。参ったね。建築における人文知の必要性を痛切に感じる。建築教育を本気で見直さないと日本の建築は終わるだろうなあ。山梨ではないが、明らかにもっと多様な価値観を理解するリテラシーが必要。
午後事務所に戻り設備事務所と打ち合わせ。今月末に向けた概算の出し方について知恵をもらう。その後再度cpuのリカバリー。合間合間に事務所に届いていた石元泰博の『伊勢神宮』を眺める。磯崎新の序文は集中できないので飛ばし、石元の写真だけをぺらぺらとめくる。まだ見ぬ伊勢に思いをはせる。見ていくうちに磯崎建築の骨格が伊勢にあるように見えてくる。この骨太さそしてこの上昇感。
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