成実さんレクチャー
リカバリーしたコンピューターがウィルスに感染したようである。大学のアンチウィルスを生協で買って撃退しようとしたのだが、service pack2が入っていないとインストール不可という表示がでる。そこでsevice pack2をdlしようとするのだが、ウィルスのせいか、dlできない。パソコンが病んでいる。
週末の八潮でのミーティングの打ち合わせをして午後たまった事務処理、3時半に京都造形芸大の成実先生が到着。大学院異分野レクチャーシリーズの第二回めである。ファッション文化と建築デザインというタイトルでお話いただく。成美さんのファッション社会学的な知見は日本ではあまり類を見ない。ロンドンのゴールドスミス(成実さんの学んだ)ではこうした研究者は珍しくないそうだが。2年生から院生まで100人以上の聴講だった。2~3年生にはまだ難しかったようだが、遠路はるばるきて頂いて数十人では企画した僕としても残念。なんとかたくさんの学生に聞かせることができてよかった。
終わってから食事をしながらさらに深い話。エントウィルスの『ファッションと身体』では18世紀中葉まで外見と内面は別物で、ロマン主義以降その結びつきが重要視されると書いてある。建築もそうで近代になればなるほどその内容が外見を支配するようになる。然るに21世紀はまたその整合性にずれがでているのではと持ちかけると、「だからコスプレ」と答えが来た。成実さんの近著は『コスプレする社会』。未読である。成実さんは松本へ、僕は東京への最終アサマに乗る。ハードな3連続レクチャーが終わった。疲れました。
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