小諸~上田~東京
早朝大学の車で助教のHさんと小諸に向かう。7月までやってきた某建物の基本構想案の理事会説明。2時間くらい10名程度の皆様に説明。1時間で終わらせようと思っていたが、熱心な質問が相次ぎ結局終わると昼だった。ついでに、市長やら市議やら近隣やらへの説明をお願いされる。うーん契約内容にはそうしたアフターフォローはないしなあ。「それはクライアントのお仕事ですよ」とお伝えしたが、そこを何とかとお願い倒された。これだけの仕事を民間の会社がやったら今の受託研究費の5倍は請求するだろうなあとふと思う。大学はお得。という意味では仕事は作ろうと思へば結構あるのかもしれない。
上田まで送ってもらい釜飯を買ってアサマに駆け込む。車中メールをチェック。天津にいる日建名古屋のWさんからアルバイトの受け入れのメールをいただく。遠隔操作で名古屋の担当の方に受け入れ体制をとるように指示してくれている。彼の対応の早さ(設計も早く上手だったが)には本当に頭が下がる。イアホンでスペイン語を聞いているうちに深い眠りに落ちる。気がついたら大宮。寝不足だ。ぎりぎり事務所に戻り甲府のクライアントとの打ち合わせ。綱渡り状態。図面が1/200となったせいかなりじっくり見てくれた。細かな要望が口をつく。そう簡単に「これでいいと」いわないところはじれったいが信頼できる。多くの建物を作ってきた人は皆対応が慎重だし一本の線からかなり多くのことを読み取り、その可能性と危険性を同時に考える。長野県信の担当のNさんもそういう人だった。こういう人は現場になっても滅多なことは言わない。図面の段階で実物が見えているから。とは言うもののスケジュールを守る気があるかどうかを問う。9月末に基本設計を終わらせるなら明日にでも構造と設備を入れたいし。伸ばすならお尻も伸びる。「それでよろしいですか?」と問う。1週間待って欲しいというお答え。
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