八潮
八潮のワークショップに朝から出かける。アルゼンチンに行っていたので会合を一回さぼった。槻橋さんは10月1日より神戸大学に移られたとのこと。ついにこの5大学合同街づくり運動も北は仙台から南は神戸まで。オールジャパン的な様相を呈してきた。天気予報は晴れだったのだが八潮は雨がひどい。午前中の家づくりスクールも残り一回。実際に作る可能性はいかほどか?昼食後市長が合流。明日各地で開かれる運動会の天気が心配なようだ。八潮は土地が低く水はけが悪いので前日雨だと次の日は土がぬかるとのこと。しばし市長と雑談。その中で市長曰く「日本の大学の建物は味もそっけもないマッチ箱、もっと勉強する意欲がわく建物でなければ」と。多くの大学の校舎は戦後新制大学が生まれた時に作られた安普請。そしてそのころできたであろう設計基準が改善されないので相変わらずマッチ箱が再生産されているのである。午後はモデル住宅の各大学のプレゼン。このモデルには八潮のエキスがたまってきたように感じられる。1年もやるとそれなりに諦めと、覚悟ができるということか?夕方解散して帰宅。帰って昨日のローティーの続きを読む。
外国の大学キャンパスって素晴らしいのだけれど、
たいていどこの国でも医学部は必ずメインキャンパスから外れたところに建っていて、建物も四角い。まあ、種々の制約(廃棄物とか感染とか、放射線とか)あるうえに、デザイン以前の部分に予算が取られてしまうからか、と思っていますが、ちと寂しい。まあ居住性と使い勝手がよければそれが一番重要ですがね。
そうかねえ。うちの大学なんかはやはり医学部あっての大学なので予算は医学部様に結構多く使われているように思う。ただ予算はあっても執行の仕方がどうもうまくない。大学の施設部というところは役人集団だからあっちからこっちへと転勤になり、どうしたってその大学にいる数年の間に仕事を終えて(機能を充足させて)次の大学に行かざるを得ないわけだ。これでは大学に愛着をもっていい建物を残そうと言う気にはならないよねえ。こういうシステムをなんとかしてほしいものだ。