隣地の壁でできてます
朝の雨が止んだ昼ころ、自転車で米田明さんのオープンハウスに行く。家から外苑西通りを外苑の方に行き、右に曲がって原宿の駅前を越えて代々木公園の脇を富ヶ谷の方へ下る。後は地図の能楽堂を目指し進む。昔のモモコマーシャルがあったあたりだ。閑静な高級住宅街。外壁なるものが見当たらず、黒い塩ビ管がf分の1揺らぎモードでワイヤに止められている。2階に上がると米田さんがいた。一体これは住宅?と聞いたら、セカンドハウスだそうだ。なんと贅沢な、犬と過ごす庵だとか。しかしこの揺らぎ格子を通してみる隣地はこの写真の通り打ち放しのかちっとした壁で、あたかもこの家の壁であるかのごとくである。最近周辺環境要素にこだわって建築を見るようになったのでこういう家はとても気になる。自分の家が周辺環境要素で出来ているということである。そして正面の道路からみると、これも当たり前だが、やたら中が透けて見えるわけで、これはこれでこの建物が他の建物に対して周辺環境用としてインパクト係数が高いという感じである。いいものを見せてもらった。現場で植田実さんにお会いした。自らばちばち写真を撮られていた。
オープンハウスを後にして、文化村にちょっと寄ってベルギー幻想美術館展というのをちょいと覗きhttp://ofda.jp/column/来た道をまた戻る。途中ちょっとしゃれた照明、家具屋発見。コンクリートで出来た家型の照明器具がなかなか素敵で(まるでケレツの建築のような)買いたかったが、こういう時に限って、あまりお金を持っていない。また今度にしよう。
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