北村ダンスワークショップ
今日は僕がコーディネーターをしている異文化交流レクチャーの第三回目。信大人文の准教授であり、コンテポラリーダンスカンパニーレニ・バッソhttp://www.leni-basso.com/率いる北村明子氏のダンスワークショップ。
5月頃からこの企画を考えたが、多忙で、そして日本にいない彼女を世界中追っかけまわしてやっとなんとか日時を決め、企画や内容をなんとか煮詰めて今日となった。
北村氏は日本を代表する中堅ダンサーであることは誰もが認めるところである。日本の人間国宝から、アヴァンギャルドまで、とにかく名実ともに日本を代表するアーティストを呼ぶことで有名なニューヨークジャパンソサエティの芸術監督である親友Sが次にニューヨークに招待するのは彼女だというのだからその世界的評価は確かである。
そんな逸材が同じ大学にいるのを放っておく手はない。数か月メールで追っかけまわして(まるでストーカーのように)なんとか長野に引きずり出すことに成功。
ワークショップは学生の作ったオブジェや敷物の上で2チームに分かれて、北村氏の与えた動きを10分割にして、それをランダムに並べかえ、一連の動きにした後でさらにそれをオブジェの制約のもとで再構成するというものであった。3時間かけてそれを3分くらいの一つの作品に仕立てあげた。最初のうちは一体これが見られるものになるのだろうかまったく予想もつかなかったのだが、最後にはある形になった。これにはびっくりである。コレオグラフィーとはこういうものかと驚いた。終って皆で会食をした。彼女はずっと学生たちの反応を聞いていた。北村1ファンの僕としては初めてお会いし話ができ、間近で動きを見られ、感激である。好みの芸能人に一喜一憂している娘の気分とまるで同じである。
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