色
朝の電車で東京へ。昨晩はちょっと遅かったが今朝は爽快。車中カワイイパラダイムを読む。現代のさまざまな事象をこの言葉ひとことで片付けようというのはちょっと乱暴だろうと苛立つ。まあそれは置いておいて結構雑だが面白いところもある。特にいくつかのマトリックスと水玉模様の変容とそれが見る者に引き起こす情動の整理はさもありなんである。しかしこの本厚過ぎるね。この半分でいいでしょう、この内容なら。厚い本は重いしいかさばるしいいことない。
昨晩泊まったので予定が変わって今日はフリー。東京駅で買い物。服の色を迷う。建築の色を考えるより難しい。建築は形式も色もこちらで決められるが、服はそれを着せる対象の形式はアプリオリである。合わせなければいけない。そして往々にして合わない。
帰宅後『知識の哲学』を読み終える。信念と真理がもはや知識において問題にならなくなるかもしれないと結んであった。そんなことは僕のレベルでは常識だが(なんて偉そうに)。風呂に入り菊池成孔・大谷能生『アフロ・デイズニー』文芸春秋2009を読む。丸善でこの本をなぜ買ったのだか思い出せない。著者を知っていたわけではない。タイトルの意味は全く分からない。新聞書評を読んだ記憶はない。ただ目次は見た記憶がある。でもそこに書いてあることは僕があまり関心のない映画のことが多い。何故買ったんだろう?謎だ。しかしまえがきを読んでみると、軽快なコトバのテンポが気持いい。ジャズ音楽家が慶応大学で行った通年講義の記録のようだ。
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