成人
朝一でゼミ、即日製図は住宅。1時間で40坪の住宅の図面が描けるようになった。その昔研究室の希望者選抜で即日設計やって愕然としたが、それに比べればかなりの上達である。輪読本はルフェーベル『空間の設計』最後にどーんと重い本である。
午後は製図。出席者が少ない。どうも成人式が原因のよう。昔は成人式なんて出るやつは変わり者だったのだが、最近の学生は当然のように参加するらしい。来週が製図の締め切りなのだが今週末は成人式に出なければと学生たちは異口同音に言っている。成人式はもちろん出身地で出席するのだから遠い人は大変である。50人以上いるクラスで今日の出席者は38人。成人式のために既に地元に帰ったか、あるいは冬休みの延長でまだ長野に来ていないかどちらかである。そして残っている38人も大半が明日土曜日は地元に帰るようだ。隔世の感がある。夕刻のアサマで東京へ戻る。車中で読んだ週刊誌に佐藤優が日本の成人年齢について意見していた。現在成人年齢を18に下げろと言う議論があるがとんでもない。若年層の幼児化がひどく昔の成人に値する精神年齢はせいぜい35だと書いてあった。まあ35は極端にしても、確かに精神年齢が下降しているのは事実かもしれない。
成人の精神年齢は確かに昔と比べると劣ってると、我が息子を見ていると痛感させられます。これは親の責任でもあるのですが。
ところで9日の朝日新聞の「東京ネットワーク」と言う欄の「山田五郎のワケあり」と言うコーナーに東京湾の「風の塔」が大きく掲載されていますが、これは坂牛さんの設計ですか。
鈴木さんこんにちは。そうなんです。あの山田五郎のコーナーはよく見ているのですが、自分の作品が掲載されビックリ。設計者のことはひとことも触れられていなくて残念ですが。