ニナガワ・バロック/エクストリーム
朝から文章書き。4時ころ家を出て恵比寿へ。写真美術館に行ってからナディフに行こうと思ったのだが、時間が無くなった。美術館は諦めてナディフニ行って「ニナガワ・バロック/エクストリーム」を見る。恵比寿のナディフニ来るのは初めて。表通りから一本裏に入った見つけにくいところにある。住宅街に突如現れる3階建て地下1階。1階が書店で地下と2階3階がギャラリー4階がカフェ。地下にはガングロ他エクストリームな女性写真。2階は蜷川得意の花と最近撮った上海。3階は沢尻エリカのポートレートである。先日この展覧会のオープニングに登場していたのはモデルだったからである。
先日読んだ『女の子の写真』で飯沢は蜷川を両性具有の写真家と位置付け、一歩突き抜けた現代の最先端の写真家と称賛していたが、確かに色の扱いには毎度驚く。しかし一連の上海写真にはそれほどのインパクトは感じられない。上海の力は蜷川得意の色で現れるものでもない。僕には上海の力は人間のどろどろとした蠢きだと思われる。それがあの色の中からは感じられない。蜷川の写真力はその天性の色使い以上に福嶋がいうところの『神話力』が大きいと感ずる。それは時間を上手に扱う力なのである。小走りで恵比寿に戻り四谷へ引き返しジムで30分走ってから事務所へ。23枚の展開図に赤を入れる。10時ころ終り説明をして帰宅。
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