早稲田界隈の本屋いいなあ
午前中は早稲田の演習で学生発表。今日は二人欠席だったので6人発表。とにかく毎度時間がぎりぎりでタイムキープであくせくするので、実は欠席がいるとホッとする。主体性と他者性で梵寿綱とガウディのお話をしてくれた人がいた。梵寿綱をガウディの類似品と、見てしまったのは自分の類型化の呪縛であると分析。なるほどね。その通りかも。終って早稲田界隈の本屋へ(あゆみbooks)文学部まわりの本屋って町の本屋だけど品揃えがとてもいい(生協の本屋も凄く楽しい)。入って左が人文、デザイン、音楽、建築。平積みの選択も波長が合う。狭い場所に欲しい本が10冊くらいあった。こういうことは大きな本屋(丸善とか)ではちょっと起こり得ない。四谷にも欲しいな。こう言う波長の合う本屋。丸善じゃ気づかない内藤廣や石山修武や鈴木博之、人文では久しぶりに柄谷の新刊なんか買っちゃった(分厚いので本当に読むかどうか30分も立ち読みしてしまった)。本屋を出てとなりの学生御用達の定食屋へ。植田実『集合住宅物語』みすず書房2004を読みながらカツカレーを食す。東京の戦前戦後の集合住宅40近くが鬼海弘雄の写真と植田実の文章で紹介される。鬼海さんの写真がいい。フィルター付いているからそうなのか分からないけれど、空間が黄色かったり青かったり緑だったりする。この色にやられてしまう。このなかに「飯倉片町スペイン村」というのがある。学生の頃東京のフィールド調査しながら都市の迷路性に興味を覚えたのだが、その頃この建物に出くわし謎の一画と思っていた。それから「松岡九段ビル」これは内藤廣さんが事務所にしていた九段の坂を上がった左に建っている建物。場違いな雰囲気が好きだった。現在の外装は改装されたもので元は横川民輔が設計した旅館だったそうだ。学生用の巨大なカツカレーを半分残し事務所に戻り打合せ。
巨大なカツカレー、懐かしいですねー。たん麺しかない無いラーメン屋はもう無いですよねー。
そんなラーメン屋があったのですか???