「口述自ら筆記」は結構いける
昼前大学到着。たった3日ぶりなのに、気温は10度以上も下がっている。がたがただ。研究室に着いたら大学の同級生である稲葉なおとから『ドクターサンタの住宅研究所』偕成社2010が届いていた。なんと建築家の書いた児童小説。なのだが、思わず読み始めるとなかなか夢のある話が続く。大人が読んでも面白い。一話読み終え会議に向かう。重い会議を一つ終え、学内委員の会議にも出席。なんとも目標の定まらない会議にいらいらしながら終わって食事をして研究室へ。最近雑用の貯まる速度とそれを処理する速度が整合しないで雑用がどんどん貯まる。僕のノート上では雑用は終わると×が付けられるのだが、×なしの項目が日々増える。これを来週マドリード行く前に終わらせなければならない。
加えて先日奥山さんに頼まれた原稿に全く手が着いてない。土日がことごとく丸々つぶれで手を着けられないでいる。加えてお手本にしろと言われた本がやっと大学で発見できて、それを読んだのだが、これがとてつもなく難しいし、加えてすばらしく下調べされた文章で3000字近くある。今月中にこんな文章を書くことはもはや無理であると覚悟を決めた。覚悟は決めたもののノートに向かっても手がなかなか進まない。そこでやる気を失うと、本当にできそうもない気がしたので、仕方ない声に出して話してみることにした。だれもいない研究室で1人ぼそぼそしゃべる先生1人。ちょっと不気味だがこれが結構行ける。あたまが整理される。しゃべりながら重要と思うキーワードを書き残す。そして再びそのキーワード見ながらしゃべり言葉を取捨選択。あるところで、そのメモを見ながら話した言葉を思い出しながら、ひたすら打ちまくり2500字。あとは調整と幾つかの調べ物をすればなんとかなりそうな気になった。この「口述自ら筆記」はこれから使えそうだ。これからはつまったらしゃべる。コレで行こう。
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