雑木林に作る
●武蔵野的雑木林
午前中スタディ模型を整えてスタッフと一緒に事務所を出る。昼に新宿でTさんと会い湘南ライナーで古河に向かう。クライアントの迎えの車で現場へ。人口15万の市らしい風情である。駅のそばには昔サッカーが強くて有名だった古河一高がある。住宅街を通り抜け大きな雑木林を抜けると風景は突如農村になる。田んぼの中に雑木林がところどころに残る。そんな雑木林が敷地である。これは東京郊外の武蔵野の風景である。もちろんここは定義上は武蔵野(武蔵野台地)ではないのだが風景はそれに近い。
夕方まで打ち合わせをして駅で飯を食ってスタッフは東京へ僕は大宮で降りて長野へ。時間の無いプロジェクトなので車中スケッチ。長野について研究室について引き続きスケッチ。最初のスケッチの時はまだコンセプトなんてありゃしない。ウォーミングアップみたいなものである。言葉にならないおぼろげな空間の質のようなものは何か有るのかもしれないがそれがつかめるようになるのは10個くらい模型ができてから。だいたい描いたのだが、あれあれ、面積がだいぶオーバーしている。太りすぎた。
●二つのダイニングと中央に共用広間、そして宿泊を分節すると自然と三ツ矢型プランが生まれる。三つの空間が流動的に繋がる方策は他にもあろうかと思うのだがとりあえず最初のスケッチ。
●木造小屋組みを見せながらマンサードと切妻の融合ができないものかと??
●個室がある三ツ矢の一本は南北軸合わせながら、建物の入り隅を利用して大小3つの外部空間をつくりたい。できればこの雑木林を残したいのだが、、、、そもそも敷地からはみ出ているかも??敷地図はスタッフに渡しているのでよく分からない。
もう少し贅肉落とさないとはいらないなあ!!!というわけで、「これをそぎ落として敷地にはめてみてくれ」と事務所にメール。
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