最後の講義の準備
配偶者と神楽坂に遅めの朝食をとりに出かける。カフェクレープリー・ル・ブルターニュ という名のクレープ屋。神楽坂は日曜日も結構人が多い。そしてこのクレープ屋も混んでいる。そば粉で作るクレープの皮を巻くと卵もトマトもチーズもアイスクリームも値段を1.5倍にできるこの発明はすごいものである。今日は結構寒く足が冷えたので車で帰宅。来週の最終講義のパワポを作る。「僕はいつ誰に何を教わったのか?そして何時から自分で何を考え始めたのか」という長いタイトルの話をすることにした。そこでその昔の製図やらスケッチやらその時の先生の言葉などをひっくり返してみた。学部三年生の時の伊東豊雄さんが非常勤講師でいらっしゃった時の課題が出てきた。テーマはシティホテル。場所は渋谷の現東武ホテルがあるところ。オルブリッヒがなぜかテーマになっていた。伊東さんは当時あまり語らず。じーーっと図面を見てたまにぼそぼそと呟いていた。こんな正面から見るアクソメが流行り。ストイックな表現に豊饒な意味がこめられていた。1981年である。
夕方事務所に行き明日の栃木での打ち合わせ資料をチェック。写真をとり図の修正を依頼。
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