国立と私立の違い その2
昼に大学の教授会。信大は完全週休二日制だったが私大では土曜日は普通に平日のようである。
学部長が司会をしながら議事が進む。一般に公立大学において最終決定権を握るのは学長でありその下に各学部の学部長がいる。学部長は中間管理職であり、たいてい学長寄りで教員からの批判はとりあえず学部長へ集中する。会議で学部長はよく攻撃されていた。しかし理科大の場合(私大の多くは)最終決定権は理事長にある。学長というのは理事長が連れてきた理事長補佐のようなものでしかない。よって普通の大学ではあまり顕在化しない理事会と教員という二つの集団間に想反する利害関係が発生する。そのせいか学部長は教員の信頼が厚いように見える。
先日は予算やスペースにおける国立と私立の差を感じたが今日は経営の差を見た。
夜上野公園内にある寛永寺清水観音堂の庫裡で花見。だれかのつてで滅多に入れないところに入れていただいた。上野の夜桜は節電で拝めないのだが、この観音堂の前だけは何故かライトアップされて大勢の人が訪れていた。この庫裡は伊東忠太の設計。理科大の学生先生など集まり夜桜を楽しむ。
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