一双六曲屏風
昼のスーパーひたちで水戸へ。某社の創業の地に建つ小さな昭和初期の木造事務所をリノベする。その後ろに小さな集いの場を作る。90メートル近い奥行きの敷地のランドスケープを整備する。そんな全体を考えてほしいと言われた。中に展示する会社所蔵の美術品なども見せてもらう。金銀の下地に描かれた水墨画が屏風に表装されてあった。一双六曲屏風が二つ。全部延ばせば14メートルくらいになる。なかなか壮観である。
水戸も少なからず震災の影響を受けている。敷地の中に建つある一つの建物の瓦がかなり落ちていた。ブルーシートがかけられているがかなりの面積である。
帰りの電車で社長が中国の可能性を話してくれた。役所の対応が早い。優秀な人材が余っている。富裕人口が膨大な数に及ぶ。日本は新しいことをしようとすると役所も企業も動きが遅すぎて何もできない。常に周りとの共同歩調を考える。中国やアメリカではそんなことはない。いいと思うことは単独でもすぐに行う文化であると言う。そうかもしれない。
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