メディアの不調
早稲田の演習終えて三朝庵で昼をとりあゆみbooksに寄ってから事務所に戻る。新たに始まった保育園のスタディの様子を見てから研究室へ。ミノルタから借りている色測計を使ってみるのだがうまく測れない。購入迷い中。結論先延ばし。夜3年製図の最終提出。各班を回りながらできを見る。3年生にしては面白いと思うものもある。再来週の合評会が楽しみである。TNAの武井君がゲストで来てくれる。彼は富岡のコンペをとったとのこと。その案も見せてくれるだろう。帰宅後内田樹の『街場のメディア論』光文社新書2010を読みながら寝る。彼の本は目を見張るような発見は無い。しかし喉のあたりまで出かかっている自分の言いたいことを小気味よく言語化してくれる。例えばこんな風に。
「テレビの中でニュースキャスターが「こんなことが許されていいんでしょうか」と眉間にしわを寄せて慨嘆すると言う絵柄は「決め」のシーンに多用されます。・・・「こんなことが許されていいんでしょうか」という言い方には「こんなこと」に自分はまったくコミットしていませんよ、という暗黙のメッセージが含まれています。「こんなこと、私はまったく知りませんでした。世の中ではこんなにひどいことが行われているなんて・・・」というその技巧されたイノセンスに僕はどうにも耐えられないんです。」
p.s.夏のオープンデスクを1名募集。簡単な自己紹介と住所、来られる曜日を書いてメールくださいsakaushi@ofda.jp
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