お得なアメリカ留学
『米国製エリートは本当にすごいのか』の最後に日本人の留学生減少について書かれていた。そして若者の内向き化をその原因とする一般論に異を唱え、日本の少子化、貧困化、そして成熟化を挙げていた。つまり日本の成熟は昔ほどのアメリカ(ヨーロッパも含め)への憧憬を生まなくなったというのである。確かにそうかもしれない。こう言うと軽薄に聞こえるかもしれないが、UCLAに行きたかった理由の一部にポパイ創刊号に掲載された優雅なキャンパスと最新のファッショに身をつつんだモデルまがいの学生の姿が無かったと言ったらウソになる。
しかしここにも書かれているがアメリカ留学は今ならお得である。1ドル250円だった僕の時代に比べ今は3分の1。当時1年間で恐らくトータル450万くらいかかった費用が今なら150万くらいなのかもしれない。嘘みたいな話である。もう一回行きたいくらいである。日本は成熟したかもしれないが一度死ぬほど勉強して異国の強敵とあいまみえる意味で留学はやはりお勧めである。加えて言えば私大などが用意している学部時代の1年間の単位認定交換留学は勧めない。戻って留年する逃げ場があるからである。逃げ場なくがっつり単位をとらなければならない大学院への留学が理想的である。
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