新宿の欲望
朝一で水戸のクライアントと打合せ。忙しい人なので捕まえるのが大変。幸い多くのことを決められてよかった。昼をとりながらアフターミーティング。その後僕は新宿のアートフェスタの現場へ。昨晩きれいにハンペンのように仕上げてねと頼んで帰宅した。その通りきれいに仕上がっていた。ご苦労さん。全員完徹のようだ。
ぼくらの提案は
① 落書きがしたくなる白く美しい落書き禁止柱
② 電気のコンセントが一杯ついていて、つい充電(盗電)したくなる充電禁止柱
③ 鏡が10枚くらい貼りつけられ、ついその前で化粧をしたくなる化粧禁止柱
④ 小便器がくっついていて、ついもよおしてしまう小便禁止柱
⑤ おしりの形が3つくっついていて、つい触りたくなってしまうお触り禁止柱
という社会的にあまりよろしくない行為を誘発する5本の柱で構成されている。行為を誘発しながらでもダメよと明示されている。ダメと言われるとついやりたくなるのが人の性。社会とはそうしたねじれを活力としている。歌舞伎町のような場所では特にそうだしそうしたねじれは解消しようとしても無駄である。都市の闇は残念ながら無くならないしその必要もない。そんな主張をこめたオブジェ。名付けて「ダメバシラ」である。
午後事務所に戻り金箱さんと親父の家の構造打合せ。7つくらいの模型を前に問題点を整理。明後日の打合せに備えさらなる模型の作成を指示して大学へ。先程新宿で完徹していた学生が研究室に戻って爆睡中。それを起こして1時間設計の課題を出し、輪読本の説明をしてから製図の授業へ。受講生がやや少ないのが気になる。今年から選択必修になったので皆履修をあきらめたのだろうか?
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