寡黙なる巨人
午前中ジムに行ったら今日は休み。帰宅してジョギング。午後事務所に兄貴夫婦来所。またしても6時間の打合せ。やっと一案に絞り込む。
帰宅後風呂につかりながら多田富雄『寡黙なる巨人』集英社文庫2010を読む。小林秀雄賞をとったこのエッセイは千葉大、東大の教授歴任後、理科大の生命科学研究所の2代目所長をされた著者が脳梗塞で倒れた後の闘病記である。
ちなみこの本のタイトルである寡黙なる巨人とは、脳梗塞からのリハビリは元の自分に戻るのではなく、体の中に横たわる別の誰か(寡黙なる巨人)が目覚めるように感じたことからつけられたものである。
著者の闘病は嚥下障害、言語障害、歩行障害との闘いであり先日亡くなった友人の父親の闘病と同じである。こんなに苦しい状態だったのかと思うと再度友人の父親が気の毒になる。
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