東大にも肝の据わった先生がいるものだ
朝研究室に行ったら卒計で寝ている学生数名。後1カ月ちょっと。まあ死ぬ気で頑張ってください。
今年最初の教室会議。年始から思った苦しい話題である。その後グランドパレスで工学部の新年会。そう言えば信大でもそんな新年会があったが一度も出たことが無かったスイマセン。
午後丸善で買い物をして帰宅。安富歩『反原発と東大話法』明石書店2012を読む。現役東大教授が東大原子力工学科を実名いりでまさに「罵倒」している。そして彼らの原発問題での発言方法を東大に蔓延している無責任話法であるとして批判する。その話法は全部で20あるが例えばこんなことである
規則1自分の信念ではなく、自分の立場に合わせた思考を採用する。
規則7その場で自分が立派な人だと思われることを言う。
規則9「誤解を恐れずに言えば」と言って、嘘をつく
規則15わけのわからない見せかけの自己批判によって、誠実さを演出する
などなどである。確かにテレビに登場する東大教授にはこういう腹立たしい輩は沢山いる。しかし実は東大以外にもこういう先生はいる。この本を読みながら数名の教授の顔が思い浮かんだ。まあどこにでもいるものだ。権力と金にめっぽう弱い人間たちである。一方僕が個人的に付き合っている東大教授にはこう言う方は1人もいない。おそらくそれは金や権力と程遠い学問をされている方たちだからである。少なくとも建築デザインなんて言うのもそういう領域だと思って安心しているのだが。
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