高円寺カフェめぐり
昨日林さんの会の後坂本先生とお茶をした。その時三浦展が坂本先生と同じ主張をしていますよとお伝えした。三浦展の『高円寺』という著書には、高円寺には外部階段が多い。共用部を通らず直接部屋にアクセスする建築が沢山あると書かれている。共用部を通らなければ部屋に行けない建物は中央集権的、ダイレクトアクセスできる建物は個人の自由を保証すると言うのである。坂本先生わが意を得たりという顔で喜んでいた。
というわけで今日はかみさんと個人の自由を保証する町高円寺探検に出かけた。なるほどあるある。外部階段、高円寺なんて夜飲みにしか来たことはない。昼ふらふら探検している50代の夫婦はちょっと浮いている。
でも都心の若者の町と違って排除感がない。昼の雰囲気はガーリーではあるけれど親父やパンクや、ヘンなアーティストなんかも湧き出てきそうな匂いがする。この包容感はいいもんだ。普通の家を改造したカフェで昼食べて、木賃アパート改造したカフェでお茶。片方は一度店内に入り二階に行くタイプ。もう一つは外部から二階にダイレクトアクセスするタイプ。二階へのダイレクトアクセスはこういう風にお店に改装されると自由を感ずるよりは都市の立体性を視覚化する装置へと変化する。
●パンクの風が漂うギャラリ―
●藤村建築と遭遇
●内部階段タイプのカフェ二階屋根裏にも客席
●外部階段タイプのカフェ入口
●昔は木造アパートだったそうだ
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