これが世界の男女産み分けの実態
午前中事務所、昼大学で会議、雑務、会議、科研の書類も天内君が週末頑張ってくれてなんとか提出。明日の打合せ資料もどうにか間に合い、やっと夜一息。「今日は家で飯」と言って出てきたのだが、疲れたので研究室で読書。マーラ・ヴィステンドール(Hvistendahl, M)大田直子訳『女性のいない世界―性比不均衡がもたらす恐怖のシナリオ』講談社2012を飛ばし読む。男女産み分けの実体がここまで来ているとは知らなかった。特にインドと中国。インドのとある洲では出生性比が126。女性100に対して、男性126という数字を記録している。中国は国全体で120だそうだ。そしてもし生物学的に正常な出生性比(それは必ずしも100では無い)を維持していたならアジア大陸にはあと一億六千三百万人の女性がいたはずだという結論は耳を疑う。
そしてこの本の凄いところは単純にその統計的データ―を暴くにとどまらず、こうして増えた余剰男性によっていかなる事件が湧きおこったかまでをも取材している点である。それは人身売買であり売春であり、、、、中国の産婦人科病院の話しに思わず気持ち悪くなってきた。帰宅して飯食えるだろうか???
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