理科大理工の修士設計講評会
午後、理科大理工学部の修士設計の講評会に行ってきた。理科大は僕のいる工学部建築学科と理工学部建築学科がある。理工学部は千葉県の野田市の大きなキャンパスにある。広いせいか制作スペースもゆったりあり模型も工学部に比べるとやや大きい気がする。
今年は常勤の先生たちに加え、宮本佳明さん、池田昌弘さん、メジロスタジオの古澤さん、末光弘和さん僕がゲストで呼ばれた。なかなか豪華な顔ぶれ。発表者は14人いて最初に全員プレゼンした後、講評者で投票して票の少ない順に議論し、最後再投票して最優秀、優秀を決めた。そのプロセスはさながらコンペの公開審査である。作品の内容は工学部も理工もいい勝負だけれど、工学部が5人しか修士設計をやる人間がいないのに比べると選手層が厚いかんじであるし、何と言っても学生と対話しながらの最終選考まで進む進め方ははるかに理工学部のシステムは素晴らしい。見習いたいところである。最優秀案は新たな構造原理による場の創出を模索したもの。修士設計はこれから設計していく自分の考えの核を創る場である。これが彼の背骨となって今後素晴らしい設計者として生きていくことを期待したい。
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