今日の落胆と喜び
落胆:午前中卒業設計の簡単なクリティクを宇野先生と行う。明日がオフィシャルな講評会なのだが選ばれた15名だけしか発表できない。それでは選ばれない人が少々可哀そうだということでアンオフィシャルな会をやろうと宇野先生が企画した。だが来た学生は6~7名。発表できない30名近くは一応計画系だからもう少し来るのかと思ったが来なかった。まあそんなもんかねえ?学生って分かってない。先生が何でもやってくれると思ったら大間違い。先生だって叩かなきゃ響かないのだよ。今日の落胆。
喜び1:午後博士論文の公聴会と最終審査会。学習院キャンパスの成立過程を追う論文。その当時の学校設計指針や実例をもとに学習院を相対化する実証的研究である。過去4回の審査会の中でかなり突っ込んだ議論をしつつそれに忠実に応答しながら2か月間で見違えるようにいい論文に仕上がった。最初はどうなることかと思ったが着実に成長した。審査員なんてアリバイみたいなものという場合もたまにあるのだが、今回は一生懸命審査員全員が時間を費やしたかいがあった。今日の喜び。
喜び2:夜来年から研究生になりたいという大連理工大学出身の学生と面接。ポートフォリオはもうひと頑張りという気はするものの、きちんとした受け答え、建築設計における目標、将来のヴィジョンが明快。更に、拙著『建築の規則』を読み、リーテム大倉工場のことも知っていた。これも今日の喜び。
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