アクソメ図が日本の卒制に登場するのは昭和 第三回目の分離派研究会に行く。場所は東大。前回、とても有益な話を聞けたが、今回もまた実に面白い。前半は岩岡さん、大宮司さんによる山田守の作品紹介。後半は明治期の建築学の成立過程を研究する角田真弓さんによる20年台前後の東大建築教育の変遷。この話は面白い。カリキュラム、卒業論文タイトル、卒業設計、の変遷を実際の図面スライドを見せていただきながらお話していただいた。 分離派からは少々離れるが、卒制の3次元表現の変遷も面白い。ずーっと透視図だったものが昭和に入り突如アクソメが登場する。その嚆矢が前川国男である。前川の持つ近代性がますます気になる。
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