組織改革を学ぶ
みんなの党の渡辺喜美が自民党を止めた理由を改めて知る。それは公務員制度改革が自民党内で腑抜けになり、それを根本的に実行するためであったようだ。それゆえみんなの党のマニフェストの一番目がこれなのである。なかなかぶれない人だと感心した。
それにしても組織を変えると言うことは大変なことである。表向きの新聞やテレビ情報を断片的に聞くだけだと、改革抵抗勢力とは既得権益にしがみつく悪者のように思ってしまうのだが、やり取りの詳細を知るとその攻防にそれなりの意味を感じてしまう。それでも改革というのは断行しなければいけない。組織が変わる時は仕方ない。
昨今大学の組織問題などに関与していると同様のことを考えるのだが、やはりやる時はやらないと何も変わらないと僕は思う。
(塙和成『自民党と公務員制度改革』白水社2013)
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