ファベーラ抜きには語れない?
夏の終わりにブエノス・アイレス・ビエンナーレに呼ばれている。そのついでにブラジルに足を伸ばし、サンパウロ大学の先生にお会いする予定。だいぶ前から計画中進行形でいつまでたっても完了しない。その理由は自分の大学のお役目の段取りが終わらない。二つ目はビエンナーレ中の僕のレクチャーの日時や展覧会の場所がはっきりしない。そしてなによりブラジルで見るべきものが決めきれない。
ブラジルではサンパウロをメインに、リオ、ブラジリアの3都市に行くつもりだが、どこに何があるかを把握できていない。2Gには二人のブラジル建築家がいてサンパウロはだいぶ分かってきた。でも未だ細かなところが分からない。ブラジル建築ガイドを探しているのだがアマゾンブラジルでも適当なものが無い。人に聞くにもまずは基礎知識がないので困った。丸善の洋書コーナーで聞いたらせいぜいトラベルガイド。仕方なく一冊買った。EYE WITNESS TRAVELのBRAZIL編。これはいくつかあるガイドの中では建築の情報も結構多い。ファベーラ(スラム)もしっかり説明されているのは驚いた。もうファベーラ抜きには語れないのがブラジル(ラテンアメリカ)の都市ということか?しかし今や山谷も外国人旅行者には人気と聞くから同じことかも?
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