フォーティー本に遭遇
現在翻訳中のAdrian Forty著‘Concrete and Culture`の中にかなり詳細なブラジルコンクリート建築の説明がある。「何故ブラジルのコンクリート建築はあそこまで薄いシェルなのか?」という技術的な話から、「ブラジルは世界で最初に国としてのモダニズムスタイルを確立した」という歴史的な位置づけまで。そして日本についても同様である。
フォーティーが日本に来た時に旺盛にコンクリートについての取材をしていたのを知っていたのでブラジルでも同様な取材をしていたのだろうなあと感心していた。
そんな矢先のこと、来月ブラジルに行くのでブラジル建築の本を探していたらその昔`Brazil`s Modern Architecture` Phaidon 2004なる本を買っていたのを思い出しイントロだけ読んでみようと本を開けた。するとそのイントロを書いていたのはFortyだった。なるほどここで十分勉強していたということだった。
さてついでにつらつらとページをくくるとブラジリアの写真が登場。あれ今まで気にも留めていなかったのだが、この角度から見るとなんだか見たことがある。そう、昨日僕はこの建物を見た。用事で行った代々木にあったな。そう代々木に建っている予備校の建物だ。代ゼミである。なかなかシャープなデザインと思っていたがオリジナルはニーマイヤーか(もちろんニーマイヤーのは本当にツインタワーなんだけれど)!
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